じんましんの正体とは?

じんましんの発症には「マスト細胞」という細胞が深くかかわっています。

マスト細胞とは別名肥満細胞とも言われて、全身に存在する細胞です。

この細胞にはヒスタミンやタンパク分解酵素と呼ばれる物質を含み顆粒物質がぎっしりと詰まっています。

肥満細胞は、何かの刺激でこれらの物質をぱーっと放出する性質を持っています。

これを「脱顆粒」と言います。

これらの物質が広がった真皮内では、血管拡張や血漿(けっしょう)成分の漏れ、近く神経への刺激といった反応が現れます。

これらは赤い変色や皮膚の盛り上がり、かゆみなどとなって現れ、これがじんましんの正体です。
posted by venus at 16:44 | じんましんの正体とは?

アトピーとじんましんの違い


じんましんの原因には、外的な要因とそうでないものとがあります。

外的な要因には、食物、薬剤、寒さ、熱、日光などの物理的な刺激や、暑さや緊張など汗を出させる刺激があります。

そうでない原因としては、明らかな誘因はなく、わき上がるようにして症状が現れます。

繰り返し起こるじんましんの多くはこのタイプです。

そして、このようなじんましんの中には、自らを攻撃してしまうタンパク質が原因となっているものがあります。

これを自己抗体と言います。

自己抗体は、本来外からの異物を認識する抗体に結合し、外からの異物と同じように肥満細胞を刺激します。

このようにして起こる蕁麻疹を「自己免疫性じんましん」と言います。

同じ皮膚の病気でも、アトピー性皮膚炎では、かき壊れや乾燥が見られるので、外用薬によるスキンケアが有効です。

真皮内で起こるじんましんは発作が治ると跡形もなく消えてしまいます。表皮の変化はなく、外用薬は効きません。

じんましんとアトピー性皮膚炎はこの点が大きく違うところです。

じんましんの対処法とは?


じんましんが現れた場合、全身の皮膚が赤くなったり、血圧降下や呼吸困難などの症状が出た時には、急いで救急車を呼ぶなどの緊急の対処が必要です。

また、緊急性はなくても日常生活を送る上で耐え難いほどのじんましんが現れることがあります。

症状が30分以内で消える場合は、さしあたり様子を見るだけでいいでしょう。

しかし、半日以上、特に1日以上継続するような場合はじんましん以外の病気も考えられるので、専門医に診てもらった方がいいでしょう。

対処法としては、寒冷じんましんは患部を温めると治ります。

それ以外のじんましんは患部を冷すとかゆみが和らぎます。

なかにはシャワーを浴びると治まるという人もいます。

いくつか試すなかで、自分にとって最もかゆみが納まる方法を見つけるといいでしょう。

ビールや香辛料も、中に含まれる成分によってじんましんを起こす場合があるので、控えた方がよいでしょう。

原因物質が特定されている場合は、それを回避することが一番です。

一方、外的要因がはっきりしない場合は、適切な薬を飲み続けることが大切です。

その上で、原因や悪化因子を探り、その人に当てはまるものがあれば、それらを避けるように生活します。
posted by venus at 16:39 | じんましんの対処法とは?

じんましんの薬


じんましんの治療には、血管内壁や神経にあるヒスタミンが結合する場所を塞ぐ薬を使います。

これによりヒスタミンの結合を防ぎ、炎症を抑えるのです。

それが「抗ヒスタミン薬」です。

ヒスタミン受容体にはH1受容体とH2受容体がありますが、じんましんにはH1受容体対拮抗薬が主に使われます。

抗ヒスタミン薬の副作用として、眼圧が高くなる、尿が出にくくなる、眠気や作業効率の低下があります。

そこで、薬の形を極力、脳の中に入りにくくして、副作用が現れにくくしたのが第2世代の抗ヒスタミンです。

第2世代の抗ヒスタミン薬は、おしなべて効果が高く副作用は少ないのですが、その現れ方には個人差があります。

市販の抗ヒスタミン薬は、ほとんどが第1世代です。

この他にあまり一般的ではないのですが、ロイコトリエン受容体拮抗薬が使われることがあります。

また、ピロリ菌の除菌がじんましんの改善に有効なケースもありますが、まだ、その仕組みは解明されていません。

ステロイドは、即効性はありませんが、症状が重篤で生死にかかわる場合や、耐え難い症状が続く場合などには、副作用に注意しながら使用します。
posted by venus at 16:36 | じんましんの薬
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